SDGsへの取り組み

WHO(世界保健機構)によると子宮頸がんの死亡者数は全世界で
2018年から2030年の間に31万1千人から40万人に増加すると予測されています。
アフリカ・ウガンダでの女性の死因第一位も子宮頸がん、
サラヤは2012年より公益財団法人ジョイセフ(JOICFP)を通じ、
東アフリカの妊産婦を守る「ホワイトリボン運動」の支援をしてきました。
SARAYA Safe Motherhood Projectフェーズ1でウガンダの妊産婦を感染から守る支援をしてきたサラヤは
フェーズ2の取り組みを開始しました。
(出典/「WHO 子宮頸がんのない未来:がんを撲滅するための世界初の取り組み」より)
アフリカ・ウガンダでの女性の死因第一位の子宮頸がんはウガンダでのがんの40%を占めます。そして、子宮頸がんの女性の80%が末期のステージで判明しているという現実。
子宮頸がん検査を受診している女性はなんと5%以下。
ウガンダの女性たちが自分の身体に向き合い、自分らしく生きられるように、という思いでプロジェクトはスタートしました。
サラヤが長年研究を重ねて開発した「ラクトフェリン ラボ」。売上の一部が、公益財団法人ジョイセフ(JOICFP)が推進する「ホワイトリボン運動」の支援に使われます。ジョイセフは1968年に日本で生まれた国際協力NGOで、世界の女性の命と健康を守る活動を続けています。
ジョイセフは、ウガンダで「性と生殖に関する健康と権利」に関わる活動をしている現地NGOのウガンダ家族計画協会RHU(リプロダクティブヘルスオブウガンダ)と共同して活動を行なっています。
現地を良く知るプロジェクトパートナーによって女性たちに支援の手が届く仕組みです。
カバロレ県フォートポルタルシティ
カバレロ県は観光地でHIV陽性率が16%と、国の7.3%より高い。
RHUフォートポルタルクリニック
検査や同意書のもと、前がん病変の治療を実施している。
※1 STIとは、Sexually(姓)Trannsmitted(感染)Infection(症状)の略
※2 SRH(Sexual Reproductive Health)とは、性と生殖に関する健康と権利
日本では毎年約1.1万人の女性が発症し、さらに毎年約2,800人が亡くなっています。死亡に至らなくても、手術で子宮を全摘出した場合、妊娠や出産ができなくなったり排泄障害などの後遺症に悩まされることもあります。子宮頸がんは若い女性の妊娠や出産の可能性、すこやかな日常生活を奪うがんと言えます。
しかし、早期に発見すればほぼ治癒するがんでもあります。検診とワクチン接種で女性たちを子宮頸がんから守りたい。日本ではジョイセフと「ラクトフェリン ラボ」の広報活動やプログラムを通じて現状を伝え、啓発しています。
ホワイトリボンのアクティビスト 敦子さんは、2015年にサラヤ&ジョイセフ視察チームの一員としてタンザニアを訪問。
ラクトフェリン ラボの売上から拠出した寄付金で建てられた「母子保健棟(ミルキーハウスプロジェクト)」の施工式やペインティングイベントに参加されました。
そして、自ら現地の村人たちを集めて、妊娠や出産のしくみを説明し、妊産婦を守ることの大切さを熱心に伝えました。
このタンザニアでの妊産婦との出会いが、助産師を目指されるきっかけとなりました。
2012年より「ラクトフェリンラボ」を通して支援してきた事業に対して、国際協力NGO・公益財団法人ジョイセフ(JOICFP)より感謝状をいただきました。引き続き、サラヤ株式会社では途上国の妊産婦や女性の命と健康を守る「ホワイトリボン運動」を支援してまいります。