1952年創業から、サラヤは手を洗うと同時に殺菌・消毒できる、植物性の薬用石けん液にはじまり、医療現場におけるアルコール手指消毒剤や、安全性の高い医療機器具の滅菌消毒剤などの医薬品を開発してまいりました。
今もなお、感染予防の社会ニーズを受けて、新興感染症を予防する、最先端の研究開発をつづけています。
感染予防の「衛生」事業から「健康」事業へと展開。
感染しにくい健康な身体づくりは、生体防御機能である免疫システムが深くかかわることから、免疫機能を高める新成分研究を開始しました。
その研究過程から、ほ乳類の初乳に多く含まれ、新生児を感染などから守る大切な働きを持ち、免疫システムと密接に関わる乳たんぱく質「ラクトフェリン」に着目しました。
「ラクトフェリン」は、免疫機能を増強させる効果を期待して赤ちゃん用の粉ミルクやヨーグルトなど口から摂取することが一般的でしたが、皮膚の感染症によって治りにくい創傷を研究している中で「もしもラクトフェリンを肌へ塗ったら?いったいどんな効果を発揮するのか?」というまったく新たな実験に着手しました。
2008年には薬科大との共同研究で、ラクトフェリン高濃度液を傷つけた表皮細胞モデルに塗布したとき、48時間以内に表皮細胞が傷の修復をしようとすることを発見、第3回日本ラクトフェリン学会賞を受賞しました。
創傷治癒の最新研究成果を実用化するため2012年「SARAYAラクトフェリン研究所」<SARAYA Lactoferrin Lab.>が設立されました。
所長の鈴木靖志氏はカリフォルニア大学デービス校でラクトフェリン博士号取得した世界的エキスパートで、その最新研究の成果と技術が人のお役に立つことを願ってラクトフェリン製品開発に取り組んでいます。
今後も「SARAYAラクトフェリン研究所」<SARAYA Lactoferrin Lab.>にご期待ください。